“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
確かに、どちらかを切り捨てなくても、両立する方法なんて、いくらでもあるだろう。


でも、遥の夢を知った以上、それが最優先であることは間違いない。


だって、オレは…。


オレ自身なんかよりも、ずっとずっと…。


“遥のことが大事”だから。


だから――…


「夢か遥か?」


そう問われれば、間違いなくオレはこう答える。


「そんなの、遥に決まってんだろ?」
< 435 / 641 >

この作品をシェア

pagetop