“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
しかも、それは―…


遥の夢を最優先させたい。
遥に寂しい思いをさせたくない。
遥の泣き顔を見たくない。


それ以上に


――オレが耐えられない。


そう知ったから。


遥と離れ離れになることがどれほど辛いことか、短期留学していた1ヶ月で、いやというほど思い知った。



だから、オレには選択肢がひとつしかない。


遥を選んで、自分自身の夢はきっぱり諦めること。

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