“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
そればかりか――…


「やっぱり、北村くんって、カッコいい―っ!!!」


そんな大合唱が、ホームのあちこちで聞かれ…


「…え?
なに?」


その光景の異常さに、きょとんとしたあたしに凌は言った。


「これで、ひとまず、大丈夫だろ」


それって――…


もしかして、凌知ってたの?


長谷川くんと付き合ってたとき、あたしが女の子達にされたこと。


それで、こんな…


全然、凌っぽくないことをしてくれたの?

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