“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

side 凌





旭日高生がたくさんいる駅のホームで。


遥の手を掴んで、華奢すぎる肩を抱き寄せて。


『あのさ。
みんなに言いたいことがある』


そう告げることは、オレにとってひとつの賭けだった。


みんなに
受け入れられるか
受け入れられないか。


それはもちろん、性別問わず。
男にも、女にも。


< 448 / 641 >

この作品をシェア

pagetop