“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
だから――…
『これで、ひとまず、大丈夫だろ』
あの言葉は、遥に言うと言うよりは、自分への慰めに近くて。
『これで、ひとまず、大丈夫だろ』
そう言うことで、遥にとって自分が大事な人間だと思いたかった。
男からも、女からも、好奇の目からさえも、遥を守った。
オレの居場所は、ほかでもない。
ここに、ある。
そして――…
ここにしか、ないんだ。
『これで、ひとまず、大丈夫だろ』
あの言葉は、遥に言うと言うよりは、自分への慰めに近くて。
『これで、ひとまず、大丈夫だろ』
そう言うことで、遥にとって自分が大事な人間だと思いたかった。
男からも、女からも、好奇の目からさえも、遥を守った。
オレの居場所は、ほかでもない。
ここに、ある。
そして――…
ここにしか、ないんだ。