“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「だな。
じゃあ、さっさと執事の格好させてやれよ。
写真を撮るのは、それからだ」


…んんっ?
執事?
写真?


「ち…ちょっと…」


おまえら、いったい、何するつもりだ!?


わけがわからず、とりあえず暴れるオレに、


「凌。
ちゃんとじっとしてて♪
こうでもしないと、凌、おとなしく着てくれないでしょ?」


宏が男どもの中、ひょこっと顔を出す。


「宏…
おまえ…
オレ達のクラスは喫茶店ってのは…
嘘なのか!?」


宏に朝聞いた情報を頭の中に反芻する。
< 486 / 641 >

この作品をシェア

pagetop