“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
準備で同じ班とかになって、それを機会にしゃべりかけて、仲よくなって、あわよくば――…


きっと、そう考える。


だって、こんなチャンスないもんな。


学校中が浮かれてて。
まわり中ピンクのハートが飛び交ってて。


恋してぇ!とか、リアルに発情するもんな。


で――…。


「矢野さん。
一緒に買出し行かない?
足りないものがけっこうあるからさ」


とか、なんとか言っちゃって。


「日曜10時に待ち合わせでいい?」


休日に2人きりになる口実なんか探して。

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