“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
ふぅ…


小さくため息をつき、教室を確かめるべく、回れ右をする。


遥の教室はどっちだ?


廊下に出て、右左…と、視線を動かす。


でも――…


「…あってんじゃん」


ドアの上に掲げられたプレートは、ここが遥の教室だと示していた。


じゃあ、もしかして。
もう帰ったか?


でも、そんなわけ――…ねぇよな?


だとしたら――…?
< 502 / 641 >

この作品をシェア

pagetop