“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
ん?
そう思って、電話から耳を離し、駅の様子を窺うと――…


「…遥?」


そこには、ちょうど電車から降りてきたらしい遥の姿と


「…なんだ?
あいつ…」


遥の横を歩く男の姿があった。


制服がオレと同じところを見ると、旭日のやつなんだってのはわかる。


でも、オレが気にしてるのは、そんなことじゃなくて――…

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