“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「誰だよ、おまえ…」
そんな…自分自身で放った言葉の汚さに、愕然とした。
「凌っ!!」
駅の改札の向こう、遥の隣を歩いていた男に教えられオレの存在に気づいたのか、遥がこちらに向かってかけてきた。
その姿は、すごく可愛くて。
制服の上、オレが無理やりかぶせたセーターを自ら着ていることが可愛くて。
でも、そんな遥に――…
「おせぇよ!」
そんな言葉しかかけられないなんて…。
オレ、いったい、どうしちまったんだろう…。
そんな…自分自身で放った言葉の汚さに、愕然とした。
「凌っ!!」
駅の改札の向こう、遥の隣を歩いていた男に教えられオレの存在に気づいたのか、遥がこちらに向かってかけてきた。
その姿は、すごく可愛くて。
制服の上、オレが無理やりかぶせたセーターを自ら着ていることが可愛くて。
でも、そんな遥に――…
「おせぇよ!」
そんな言葉しかかけられないなんて…。
オレ、いったい、どうしちまったんだろう…。