“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「…っ…」


どんどん甘くなる凌のキス。


身体の力がふわりと抜けて、心地いい、気持ちいい感覚だけが頭と身体を支配して。


「だからさ。
全部許してよ。
嫉妬も。
不安も。
意地悪も」


そんな凌の声もどこか遠くで聞こえて。


「全部全部。
遥が大好きだからなんだ」


首筋へのキスの嵐に。


セーターの中に忍び込んで、片手でするりとボタンをはずす器用な指先に。


「…んっ…」


この先のことを期待して。

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