“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
ふにゃっと首をかしげて、小さな唇をぷにっと突き出す仕草とか。


「ふぅ。
がんばりすぎちゃって、暑くなっちゃった」


片手をうちわ代わりにしてパタパタ扇ぎながら、もう片手でシャツの首元をパタパタする遥。


そのときにのぞく白くきめ細かい肌と、浮き出た鎖骨とか。


「よし。
休憩終了。
がんばるぞぉ」


ラグに座りなおすときに、スカートがちょっとめくれて、チラリと見える白く細い足とか。


そんな、オレにはない――…


オレとは全然違う、“女の子・女の子”した遥を見ていると――…


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