“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「…っ…」


甘い吐息を漏らして、身体からスッと力を抜いた遥に。


「遥の身体はイヤじゃないって」


真っ赤な顔で恥ずかしそうに俯く遥が可愛くて。


「じゃあ、次は。
どこにキスしようかな?」


意地悪に意地悪を重ねる。


「遥はどこにキスしてほしい?」


そんなことを聞いても、遥が答えないのはわかっているけど。


「遥の口から聞かせて?」


そんな意地悪を止めないのは――…


「り…凌のばかぁ。
い…意地悪っ…」


――こんな遥の顔を見たいから。


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