“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
下着を着け終わり、制服のシャツを着ようとベッド周辺を見渡したとき、ベッドに横たわったままの凌と目が合った。


「…なに?」


そう聞いたのは、凌の目がかすかに笑っていたから。


でも、あたしの問いかけに凌は何も答えてはくれず。


…なんだろう?


凌のなんだか意地悪な――…いたずらっ子のような瞳は気になったけど、それよりもシャツシャツ…


あたしはベッドの上に起き上がり、お布団を胸に押し当てて、きょろきょろっとあたりを見渡した。

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