“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
オレに答える隙も与えないように、春山は機関銃のようにしゃべり続ける。


けど、悪いな。


煽ればオレの考えが変わるとでも思ってんなら、おまえは甘い。


だって…


「オレにはもう、関係ねぇよ」


…オレの考えは、変わらない。


「あんた。
絶対後悔するよ!」


オレの言葉に絶句した後の占い師のような春山の言葉に、


“そんなこと。
言われなくても、わかってるよ”


歩き出しながら、つい、笑みがこぼれる。
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