“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
もちろん…そんな泥臭さを凌に求めたりはしてない。



だって…
そんなの、凌じゃないから。



でも、時々…

その涼しさが
そのカッコよさが
その物分りのよさが

…恨めしくなる時も…ある。




きっと…凌は…
みっともないあたしの気持ちなんて、わからないんだろうなぁ…
…わかってくれないんだろうなぁ…って。



きっと…凌は…
あたしと違って、すぐに気持ちを切り替えられるんだろうなぁ…って。
< 72 / 641 >

この作品をシェア

pagetop