“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「んー…。
遥ちゃんのことばっかり考えてたよ?」


…なんて。


長谷川くんは、凌じゃ絶対考えられないくらい、甘い言葉をくれる。


そんな長谷川くんに


「そうじゃなくて…」


ついつい笑みがこぼれると、


「遥ちゃん。
やっと俺に…笑ってくれたね」


…なんて。


「やっと俺を…許してくれる気になった?」


…なんて。


長谷川くんの言葉は甘いのに…。


どうしてこんなにも…切ないんだろう?
< 84 / 641 >

この作品をシェア

pagetop