君まで2ステップ
「じゃあ、レポート頑張れよ。」
「分かってるもん!!
晴輝こそ、講習中寝ちゃダメなんだから!!」
「分かってるっつの。
つか今日は朝から梨亜に会えたし、頑張れる。」
「なっ…何言ってんのよ!?バカ晴輝!!」
「バカで結構。じゃーな。」
「あっ…晴輝!!」
「んー?」
「あっ…ありがとねっ…。」
「へ?」
そう言って駅の構内へ駆けていった梨亜。
「今の…聞き違いじゃない…よな…?」
聞き違いなんかじゃない。
梨亜は…ちゃんと言った…
『ありがとう』って…。
なぁ梨亜…
俺、思ってもいいか?
いつか…梨亜が…ちゃんと振り向いてくれる日が来るかもしれないって…
静かにそっと、でも確実に…進んでるって…。
「おしっ!!講習頑張ろ…!!」
俺は学校に向かって自転車をこぎ始めた。
「分かってるもん!!
晴輝こそ、講習中寝ちゃダメなんだから!!」
「分かってるっつの。
つか今日は朝から梨亜に会えたし、頑張れる。」
「なっ…何言ってんのよ!?バカ晴輝!!」
「バカで結構。じゃーな。」
「あっ…晴輝!!」
「んー?」
「あっ…ありがとねっ…。」
「へ?」
そう言って駅の構内へ駆けていった梨亜。
「今の…聞き違いじゃない…よな…?」
聞き違いなんかじゃない。
梨亜は…ちゃんと言った…
『ありがとう』って…。
なぁ梨亜…
俺、思ってもいいか?
いつか…梨亜が…ちゃんと振り向いてくれる日が来るかもしれないって…
静かにそっと、でも確実に…進んでるって…。
「おしっ!!講習頑張ろ…!!」
俺は学校に向かって自転車をこぎ始めた。