君まで2ステップ
「梨亜…最近変じゃね?」

「は?」

「なんか…あったのか?」


いつになく真剣な声でそう言われ、その上心配そうな表情までされた。

あたしの心臓がいつになく激しい音を立てて鳴る。
あぁー!!だからうるさいってば心臓!!

とっ…とにかく…
あたしは晴輝のことでいちいち振り回されるのは今日で終わりにするんだから…!!
だってあたし、啓介さんを好きになるんだもん。
あたしにつり合うイケメンで、長身で優しい。
晴輝も確かにあたしより背は大きくなったけどあたしがヒールの高い靴履けば、ほとんど変わんないもん。
って晴輝のことはどーでもいいんだから!!
よしっ…ここは一発ちゃんと言ってやる…っ…!!

















「あたし、好きな人できたの。」


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