君まで2ステップ
「うっわ…最低…。
つーかこんな聞こえるような席に座んなきゃ良かったよな…。」
「ああ。気分悪い。出よう。」
「おぅ…。」
ああいう男じゃ…ねぇんだろ…?梨亜…。
騙されたりとか…してねぇよな…。
そんな不安ばかりが頭に浮かぶ。
梨亜の見る目がないとは思わねぇけど…。
あんな男がはびこる世の中じゃ、梨亜がどんな男に引っかかるかも分からない。
「あんな奴じゃねぇよな…。」
「え?」
「梨亜の相手。
あんな奴じゃねぇよな…?」
「それは…分かんねぇけど…。」
「だ…よな…。」
会ってみなきゃ分かんない。
だけど会えるはずもない。
梨亜にも…
その相手にも…。
「明日バレンタインだっていうのに切ねぇ顔すんなよなー…。」
「無理。」
無理だ。
諦めることも、何もかも、全て。
つーかこんな聞こえるような席に座んなきゃ良かったよな…。」
「ああ。気分悪い。出よう。」
「おぅ…。」
ああいう男じゃ…ねぇんだろ…?梨亜…。
騙されたりとか…してねぇよな…。
そんな不安ばかりが頭に浮かぶ。
梨亜の見る目がないとは思わねぇけど…。
あんな男がはびこる世の中じゃ、梨亜がどんな男に引っかかるかも分からない。
「あんな奴じゃねぇよな…。」
「え?」
「梨亜の相手。
あんな奴じゃねぇよな…?」
「それは…分かんねぇけど…。」
「だ…よな…。」
会ってみなきゃ分かんない。
だけど会えるはずもない。
梨亜にも…
その相手にも…。
「明日バレンタインだっていうのに切ねぇ顔すんなよなー…。」
「無理。」
無理だ。
諦めることも、何もかも、全て。