君まで2ステップ
部屋から出ると、晴輝が倒してきたと思われる屍(死んでないけど)がいっぱい倒れてる。



「晴輝…なんでここが…。」

「それ、後ででいい?
とりあえず強行突破してきたから早く出たいんだこの店。」

「…うんっ…。」




とはいってもあたし、今日結構高めのヒールだし…
うまく走れないんだけど…。



「きゃっ…。」



案の定、何かに躓いて転んだあたし。



「…悪い。速かった?」

「ううん。…っ…!!」


立ち上がろうとすると、右の足首に激痛が走る。
こんな時に足をくじくなんてあたしのバカー!!



「嫌かもしんねぇけど…我慢しろよ?」

「え?」




その瞬間、ふわっと浮くあたしの体。

え…なっ…どういうこと…?



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