君まで2ステップ
顔を上げた梨亜の唇に、そっとキスをした。
さっきの事故?とは違う、ちゃんと気持ちを確かめてからのキス…
って待て、俺。
梨亜の気持ち…ちゃんと聞いてねぇ!!
ゆっくりと唇が離れて、目が合う。
少し潤んだ瞳で見つめてくる、若干しおらしい梨亜なら…
答えてくれるかもしれない…。
「なぁ、梨亜…。」
「なによ…?」
「梨亜って、俺のこと…好き…なのか?」
「はぁ?」
「だって…俺ばっか好きって言ってるけど…
梨亜の口から聞いてねぇなって思って…。」
「なっ…ばっ…バカ!!
もう帰るよっ!!寒いし!!」
「あ、おい…待てって。」
俺は慌てて梨亜の背中を追いかけ、その手を握った。
そっと握り返してくるし、キスしても怒らなかったところを見れば…
両想いだと言えなくはないけど…
もし俺のことを嫌いだったら殴る蹴るの騒ぎで済むはずがない。梨亜のファーストキスを奪うってそのくらい重いことだし…。
だけど俺は…梨亜の口から…聞きたいんだよ。
そんな俺の願いも虚しく、梨亜は何も言ってはくれなかった。
さっきの事故?とは違う、ちゃんと気持ちを確かめてからのキス…
って待て、俺。
梨亜の気持ち…ちゃんと聞いてねぇ!!
ゆっくりと唇が離れて、目が合う。
少し潤んだ瞳で見つめてくる、若干しおらしい梨亜なら…
答えてくれるかもしれない…。
「なぁ、梨亜…。」
「なによ…?」
「梨亜って、俺のこと…好き…なのか?」
「はぁ?」
「だって…俺ばっか好きって言ってるけど…
梨亜の口から聞いてねぇなって思って…。」
「なっ…ばっ…バカ!!
もう帰るよっ!!寒いし!!」
「あ、おい…待てって。」
俺は慌てて梨亜の背中を追いかけ、その手を握った。
そっと握り返してくるし、キスしても怒らなかったところを見れば…
両想いだと言えなくはないけど…
もし俺のことを嫌いだったら殴る蹴るの騒ぎで済むはずがない。梨亜のファーストキスを奪うってそのくらい重いことだし…。
だけど俺は…梨亜の口から…聞きたいんだよ。
そんな俺の願いも虚しく、梨亜は何も言ってはくれなかった。