君まで2ステップ
「確かに…そうかもしれねぇな。」

「だろー?たまには俺の言うことも一理あるだろ?」

「ほんっとーにたまにだけどな。」

「うるせー!!つかさ、クリスマス、梨亜さんと過ごせんの?」

「過ごせるわけないだろ…。」

「だよなー。
で、俺の助言を聞いて、今日の子と付き合う気になった?」

「なんねぇ。」

「なんでお前はんなストイックなわけ~?
一生彼女出来なくてもいいの?」

「構わねぇよ。
確かに…お前の言うとおりだと思うよ。
下手に期待を持たせるようなことはしてるつもりはないけど…
それでも…俺のあの返事で諦められないっていう奴がいるかもしれない。
だけど…俺も諦められねぇんだよ。そいつらと同じくらい…な。
だからダメなんだ。
気持ちがないのに付き合うとか、そういうのは出来ない。」

「……。
そういうトコがモテんのかもな、お前。
チャラくないもん。」

「チャラすぎんだよ、お前が。」

「あーそれは言えてる。」

「改善しろよ。」

「改善したくてもさー女の子ってみんな可愛いじゃん?」

「意味が分からない。」

「冷たっ!!」

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