君まで2ステップ
* * *


家に着いた頃にはもう全身ずぶ濡れだった。

とりあえず…着替えれば大丈夫だよな…。
なんて、そんなことを思っていた。


俺はエレベーターのボタンを押す。

すぐ開くドア。

それに乗り込んで、『閉』のボタンに触れようとしたその時…



「待ってー!!」



そう言って飛び込んできたのは…












紛れもなく梨亜だった。

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