君まで2ステップ
ピーンポーン…


「はい?」

「あたしあたし!!」

「梨亜!?」

「開けてっ!!」


ガチャッ…



「梨亜!?ホント…どうしたの?
今日クリスマスのコンパがあるって…。」

「晴輝いるっ!?」

「梨絵から聞いてないの?
あの日から晴輝、熱出しっぱなしで…って梨亜!?」

「はるママ、晴輝の部屋ってここだよね?」

「そうだけど…
ってあんた、何するつもり…?」

「晴輝にコレ、返しに来たの。それと…。」

「?」

「今日は…あたしが看病する。」

「え?今なんて…?」

「もー言いたくないっ!!
とにかく入るからねっ!!」

「どうぞ…。
でも晴輝寝てると思うけど…。」

「いいのっ!!」


あたしはゆっくりと晴輝の部屋のドアを開けた。

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