君まで2ステップ
あぁもう…
熱い!!顔が熱いし体が熱いし熱い!!とにかくあっつい!!

でもあたし、ちゃんと普通にしてたよね!?っていうか普通だし!!
こんな熱いのは、熱が高すぎる晴輝にくっついてたからだもんね。
いやいや待ってあたし!!
断じて…くっついてなんかないんだから!!


混乱しながら、あたしは自分のほっぺに手をあてた。



「熱い!!ホント冗談じゃないくらい熱いんだけど…!!」

「梨亜?どうしたの…?独り言なんか言っちゃって…。」

「はるママ!!」


あたしの顔を下から覗き込むはるママ。



「あ、もしかして…
晴輝に風邪うつされた!?」

「えっ!?」

「んー…確かにちょっと熱いなぁ…。
ってか晴輝起きた?」

「起きた…けどっ…
今はベッドで寝てる…はず…。」

「あれ?起きたんだ…晴輝…。
ってか梨亜!!あんたあんな長い時間、晴輝の部屋で何してたわけ?」

「えっと…
なんか寝ちゃって…。」

「はぁ!?床で!?」

「晴輝のベッドにいつの間にか突っ伏してた…。」

「なんでよ!?」

「んーと…」


待って…ちょっと記憶を引っ張り出してくるから…。

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