初雪のMelody
どうやら、夢中でギターを聞いてたらしい。

そして演奏が終わった。

すると男の子が私の視線に気づいたらしく

「最後までこんな演奏、聞いてくれてありがとうございます!」

と声をかけてくれた。

「・・いっ、いえいえ。上手でした!」

私は急いで返した。

「ありがとう。そういえば、見る限り年が近そうなんだけど、何年生?」

んー・・でもその男の子の方が年上に見えるけどな・・・。

「中3です・・・!何年生ですか?」

と、思い切って声をかけてみた。

もしも高校生だったら、もっと緊張しちゃうな・・

「まじ?俺も中3!タメだったんだぁ・・!」

「そうなんですか?同じですね!」

ちょっとほっとしたかも。
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