比較的憂鬱
僕の大行進
パソコンにかじりついた午前2時から頭が痛い。もう朝かと思えばもう夜だったりと。
1日は漫然と漠然と過ぎていく。

夕べの深酒に不甲斐なさを感じ、今日も朝から一杯煽る。閉鎖された六畳間の部屋に陰鬱な雰囲気が忍びよる!

ぐるぐるぐるぐる頭の中をめぐるのは、なりたかった自分などでもなく、後悔の岸部でもない。

突然ふと思いついた言葉だったり、不完全な方程式だったりする!

どうやら、今日は妄想の彼方に飛んでいってしまうようであり、涙を流す往年の女優の輝きもない。

意味も無くブツブツ呪文を唱えて、僕はやっとの思いでベッドから脱出する。

エスケープ、実にいい響きだ!英語のような日本語のような、実に心地良い。

世の中の暗さをスッポリと吸い込んだカスカスの僕の脳みそに、アドレナリンを注入する。

ふらっとコンビニによる、一周回っても買うものもない、欲しいものもない。

溜め息をぐっと飲み込んで、どんよりした雲に拳を突き上げる。

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