イチゴジャム
「俺さー歌詞とか書きたいんだよねー。
でもどうやって書けばいいかわからないんだよ。」
と熱く語る瑛太。
「それはあたしにもわからないよ。」
と冷たく言うあたし。
歌手の事を聞くと未だに胸が痛む。
親友と呼ばれた日の事を…。
「そうだ!!」
あまりにも元気のいい声で言うから
びっくりして立ち止まってしまう。
「どうしたの?」
と聞きながら瑛太の方を見る。
「お前さー題名考えてよ!!
俺がそれにそった歌詞を考えるよ。」
笑顔で言ってくる瑛太に少しむかついた。
だってさむかつくじゃん。
瑛太あたしの気も知らないで歌手の夢の事
話すんだもん。