イチゴジャム




「俺さー歌詞とか書きたいんだよねー。
でもどうやって書けばいいかわからないんだよ。」
と熱く語る瑛太。



「それはあたしにもわからないよ。」
と冷たく言うあたし。




歌手の事を聞くと未だに胸が痛む。




親友と呼ばれた日の事を…。



「そうだ!!」



あまりにも元気のいい声で言うから
びっくりして立ち止まってしまう。



「どうしたの?」
と聞きながら瑛太の方を見る。




「お前さー題名考えてよ!!
俺がそれにそった歌詞を考えるよ。」



笑顔で言ってくる瑛太に少しむかついた。




だってさむかつくじゃん。



瑛太あたしの気も知らないで歌手の夢の事
話すんだもん。




< 23 / 122 >

この作品をシェア

pagetop