イチゴジャム
すべて話終えた。
「はーちゃん、辛かったね。
ごめんね。もっと前に聞いてあげればよかった。」
弥生はそう言うと繋いでいた手を
ぎゅっと強く握ってくれた。
すごく安心した。
「はーちゃん、瑛太君の事心から
愛してるんだね。」
「うん。」
「その気持ち大切なことだよ。」
「大君の事どうするかははーちゃんが
決めなきゃいけないよ。」
あたしの目を見て言う。
「弥生ははーちゃんの決断を
責めたりしないよ。」
弥生が最後に一言言う。
「はーちゃん、自分の気持ちに
素直になって。」