大好きな君へ


出来心ついた頃にはいつも放課後遊ぶようになっていた。

樹の親とも仲良くて、弟と妹とも馴染んでいた。


本当は気付いていたんだ。

気付かないふりしてた。

嫌われてるってだけで。


その頃の私は馬鹿だった。

樹の気持ちも知らないで傷付けてばっかだった。



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