空に叫ぶ愛
「これから、友達としてよろしくね?」


「愛…。もちろんだよ!ありがとう」



手を出して友美と握手をする。


赤いオレンジの夕日が私と友美の横顔を赤くしている。


新たに繋がれた絆。


それを夕日が見守っているように、綺麗に輝いていた。


ニコッと笑うと同じように友美が笑う。


止まっていた二人の時間が動き始めたかのように、空気が前みたいに明るい。



「仲直りしたみたいやね」



後ろを振り向くとそこには空がいて。


夕日に照らされる姿がまたよく似合う。


かっこいい……



「そう言えば今日、友美ちゃんはどうするん?帰ると?」



あ、本当だ。

友美はどうするんだろう。
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