空に叫ぶ愛
そう思ったら顔がカッと熱くなった。



「愛?」


「なっ、なんでもない!」



私は赤くなった顔を隠しながら家の中に入った。


何も聞かれてないのに。


後ろから友美のクスクスと、笑い声が聞こえる。



「お邪魔します」



友美もそう言って家に入って来た。


リビングに行くとおばあちゃんと空が仲良く話していて。



「おばあちゃん、友達の友美。今日、泊めてもいいかな?」


「かまわんよ」


「初めまして。お世話になります!」



友美に優しく微笑むおばあちゃん。
やっぱり、おばあちゃんの笑顔は眩しい。


空と目が合ってドキンッと胸が跳ねた。
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