空に叫ぶ愛
「愛ちーん!起きろー!」



え!?


目を覚ますと、そこには若菜がいて。


時計を見ると朝の9時。



「な、なんで若菜が?」


「俺もおるんやけど」



その声に、またビックリした。


だって翔が笑いながら私の部屋にいるから。


私、夢見てるのかな?



「俺が呼んだ」



そう言ったのは空で。
あぁ、現実なんだってわかった。


ハッとした。



「友美は?」


「トイレに行っとう」



なんだー…良かった。


見送りに行きたかったから。



「てか!男子は出て行ってよ!」



そう言って無理やり空と翔を部屋の外に追いやる。


レディの部屋に入って来るなんて!


ご法度でしょ?
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