空に叫ぶ愛
「愛ちん!はよ着替えりぃ?友美ちゃんの見送り行くけん!」


「あ、うん!」



私は急いで着替えた。


確か、昨日バスの来る時間を見たら9時30分だった。

これを逃したら次は夕方になる。
そしたら友美の帰りが夜になって危ない。



「よし!行こう!」



着替え終えた私と若菜は部屋を出て、リビングに向かう。


リビングには空と翔とおばあちゃん、それから友美がいて。


みんなでそのままバス停に向かった。



「バス、まだ来てないねぇ…」


「お別れが延びるんやけ、いいやん?」


「また翔はバカやないと?」



翔と若菜が言い合いを始めた。

それを見て私と友美が笑う。


なんだか、前に戻ったみたいだ。


あれ?
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