幕末異聞―弐―










――嗚呼、先生。



あの時貴方が何と言ったのか、今わかりました。










“自分の信じた道を進め”









…これが俺の信じる道でした。











――一八六四年(文久四年)六月五日

吉田稔麿 享年二四才





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