初恋
よしっ!香落ち着いて!少しずつやっていけばいいんだから。と自分に
言い聞かせながら
自分の背以上も
ある重ねられたダンボールを持って教室を出ようとした時、

「きゃっ。」一瞬ふらっとしたと思うと

「おっと。大丈夫?一人で全部しないで
誰かにお願いすればいいのにっ」と浅川君の声がした

一瞬何がおきたか
わからずにいた私も
今自分が浅川君の
手の中にいることは
分かった。

前が見えなかったから
つまづいてしまったんだ

ってかよりによって
浅川君とは。。


「あっありがと。」
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