珍・鶴の恩返し
すると・・・


トン、トン、トン・・・


また、戸を叩く者がいる


バーさん:ジーさんや・・・


バーさんがジーさんに行けと目で合図する


ジーさんが戸を開ける

すると、そこには、女の子が立っていた


年は14、5歳であろうか・・・


ジーさん:で、出た〜っ!!幽霊じゃーっ!!


ジーさんがバーさんを戸の前に押しやる


バーさん:ぎゃああぁぁぁぁっ!!


バーさんが叫ぶ。ジーさんが慌てる。


女の子:・・・なんか、やりにくいわ


女の子がジーさんとバーさんに話しかける。

また、話の都合上、コレよりは鶴子で通したい


鶴子:あのう・・・わたしは道に迷ってしまったのですが、今晩、泊めていただけませんか!?


囲炉裏の近くの柱から、顔を覗かせるジーさんとバーさん。


バーさん:幽霊じゃないのかの・・・

ジーさん:足は、ついておるようじゃ・・・

バーさん:幽霊に足がないのは日本だけと言うぞ・・・

ジーさん:ココは日本じゃ・・・


そして、額に右腕を持ってきバーさんとジーさんは、同時に言う

よかった(言ってる場合かーっ!!)

そして、ジーさんとバーさんは、惜しげもなく食事を出し、囲炉裏には薪をくべてやった
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