珍・鶴の恩返し
ココは病院のレントゲン室(オイ)


医者:はい。それでは、息を吸って・・・


パシャっ!!レントゲン写真を撮った。


医者:それじゃ、鶴子ちゃんは待合室で待っててね。ジーさんとバーさんは、ちょっとこちらへ・・・


医者はジーさんとバーさんを診察室に呼んだ


医者:いいですか!?落ち着いて聞いてください。レントゲン写真を見て、驚くべきことが判明しました


ジーさんとバーさんの鼓動が激しくなる。

こういう場合は、たいていガンなどの治療困難な重病を知らされるものである


医者:お嬢さんは・・・


ゴクリ・・・ジーさんとバーさんが生つばを飲み込む。

全身に汗をかく


医者:お嬢さんは・・・


鶴です(ばびゅーん!!)


だああぁぁぁ(ジーさんとバーさんがズッコケる)


重大な真実を聞かされた2人は、鶴子とともに家路をたどる


鶴子:何かあったんですか!?

バーさん:え!?いやな、何もなかったよ

鶴子:(心の中)何かあったのね

ジーさん:大丈夫じゃ。ちょっと疲れておるだけじゃ。ビタミン剤をもろうたから、それを飲むとええ


優しく話しかけてくれるジーさんに、鶴子はそれ以上何も聞けなかったのである
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