love or like
境目
ど、どうしよう…あたし…
「何難しい顔してるの?」
はっ!?仕事中だった!
千鶴さんはどうやって恋人を作ったんだろう?
「昼休みに話したいことがあるんですけどいいですか?」
こそっと千鶴さんに聞いてみる。
「何?相談までするほど深刻な問題なの?」
深刻と言えば深刻かな?
「まぁ…はい」
千鶴さん仕方ないわねといった感じで了解してくれた。
あたし完全に響のこと意識してる?
話し終わったあと逃げるように響の部屋出て行ったし、会社でもまた響を避けようにしてるし…
避けちゃいけないって思ってるんだけど…体が勝手に…
「で、あたしの話すことって?」
約束通り千鶴さんとランチ中
「響に告白されました。」
素直にそう話を切り出したつもり
「やっと?」
「へっ?やっと…?」
「川口くん見てるとすぐにわかるわ。茜ちゃんが好きなんだと。」
なんでもお見通し?
「返事はしてないんです。友達としては好きです」
「男としては好きじゃないの?」
「わからないんです。LOVEとLIKEの違いってなんだと思いますか?」
恥ずかしいことはわかってるけど千鶴さんに聞くしかない!
「そうね…」
千鶴さんは考えて混んでしまった。
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