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どうゆうこと?響を待つって?


「なんなのあいつ?」

川越さんの後姿を見て千鶴さんが言った。

「ですね…」

今どうしてるのかな?響…




めずらしく今日は残業…

平間さんがいない分のだろう…

フロアーにはあたしだけ。




ちょっと休憩しよ


廊下にある自販機に行ったら、好きな飲み物が売り切れになっていた。

下の階の自販機に同じもの売ってたよね?

1つ下の階の自販機に行くと、思ってた通り売っていた。買って戻ろうとした時、一つ明かりが付いてるところを見つけた。

確かあそこは…

明かりがついている所に向かった。



やっぱり…

もくもくとパソコンに向かって何か打ち込んでいる後姿

かっこいいな…

早く言いたいけど…今は我慢



ひと段落ついたのか伸びをしてこっちに振り向いた。

「あっ」

こっちを振り向いたからダッシュで逃げだそうとしたけど、足が動かな…


「なんで逃げようとするんだよ?茜…」

「だって仕事中だし。邪魔しちゃいけないって」

あたしもなんだけど…

「そっか…茜はどうしてこんな時間まで?」

「平間さんがちょっと休んでてその分してる。」

そう言うと、響の顔が一瞬怒ったように見えた。




「茜、土曜日空いてる?」

「あいてるよ。」

響に遊ぼうっと誘われた。


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