キミがいた夏
行くべきなのか、どうなのか。

たいして良くない頭で必死に考える。

「待ってる」と言った彼。
図書室とは縁のない私。

しばらく考えて・・・

「いなければ帰ればいい」

自分で自分に言い訳して
私は図書室を覗いてみた。

静かに本を読む彼が
私を見つけて右手を挙げる。

< 15 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop