キミがいた夏
結局、彼は自分の欲望に忠実に果てた。
私は、その行為に疲れ果てた。

「俺だけ気持ち良くなって・・・ごめん」

「いいよ。遥が気持ち良かったのなら・・・」

 ・・・・・・・・・・・・

私はぼんやりと窓の外を見ていた。
雨は止んだみたいだ。

「女の子は、すぐには気持ち良くなれないんだって。
でも、回を重ねれば・・・」

重ねる・・・?

もうこれ以上はご免だ!
これは正直な気持ち。

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