キミがいた夏
そして今日も遥は学校へ来なかった。

担任が

「急な話だが・・・早乙女が転校した。
何の連絡も出来ずに本人も非常に残念がっていた」

「嘘――っ!」
「イヤ――!!」

一気にざわめく教室。

女子の叫び声に男子の声はかき消されたけれど・・・。
みんな一様に動揺していた。


ど う い う 事?


私・・・遥から何も聞かされてない。

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