…きっと恋してる

「すいません」


そう言うとあたしは咲さんが引いてくれた椅子に座る


小さな声で話しかける


「２人はお祭り行くんですか？」


「どうしようかと思って…」


「少しだけでも行ったらどうですか？気分転換になりますよー勉強ばかりだと頭腐っちゃいますから！」


「言われてばかりだなっ…」


咲さんがふとあたしを見て言う


「明ちゃんは彼と行くの？お祭り」