…きっと恋してる
淳平は暫く黙ってあたしを抱き締めていた


「なぁ…なんで泣いたか教えて?」


耳元で囁く様に聞いてきた


「んっ…意地悪だ…
解ってるくせに!馬鹿」


「ねっ教えてよ…明の口から聞きたいんだ」


ドキドキしながら淳平を見上げて言った


「…嫉妬したの…焼き餅やいたのー」


淳平はぎゅっとあたしを抱き締め直すと


「やっべーマジ嬉しい!俺心臓止まりそう」


あたしの頬で淳平の心臓はあり得ない位のスピードで脈打っている


それがとても嬉しかった…
< 16 / 244 >

この作品をシェア

pagetop