…きっと恋してる

はにかんだ明をそっと腕の中に閉じ込めた



「そろそろ帰ろっか?」



明はぱっと顔を上げると「うんっ」と微笑む



「可愛いな明…」



もう一度ぎゅっと抱き締めてから手を繋いで家路を急いだ



聖夜は静かに僕らに近づいていた



暫くの間2人ともバイトで会える時間も少なかったけど



"クリスマス"の為にお互い頑張って何とかやり過ごした
< 170 / 244 >

この作品をシェア

pagetop