…きっと恋してる
―――…
――…
「……ケホッ…」
翌日、雨にうたれたせいからか発熱してしまったあたし。
3日間学校を休んだ。
携帯も見てない。
『風邪がうつるといけないから』
誰とも会わなかった…もちろん淳平とも…。
*
久しぶりの登校…淳平には言ってない。
「からだダルい…」
「あきら…この間のこと…淳平からなんか聞いた?」
小さく首を振るあたしに、「そっか…」と由香里はため息を吐き出した。
淳平に会いたくなくて、今朝はママに車で学校まで送ってもらった。
「あれは…」
「いまは…何も聞きたくない」
「わかった」
由香里はそれ以上何も言わなかった。
あたしは机に伏せたまま目を閉じた。