…きっと恋してる

「だからやめろって!2番目なんていらねぇし、彼女しか好きになれないから」


「…そんな…でも…好きなんです…」



引き剥がした彼女はなおも食い下がる。



「マジで無理…わりぃけど彼女待たせてるから」



バックを手に部室を後にしようとした俺は、後ろから引っ張られ倒れ込んでしまった。



「わっ!ちょっ、あぶな…」



俺を引っ張った彼女を巻き込み、床に倒れてしまった。



その時だった部室の扉が開いたのは…。



呆然と立ち尽くす明が目にはいる。



明の顔がみるみる悲しみに染まるのを見て、俺は"ハッ"と我に返った。



見ず知らずの女の上に覆い被さる俺。



しかも、何故か彼女は胸元を大きく開いていた。

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