…きっと恋してる
玄関のドアを開け目に入るのは愛しいあいつの姿


制服をちょっと着崩して鞄を肩に引っ掛けて立っていた


「淳平おはよー」


「おはよっ明」


何時ものようにニカッと笑う


この笑顔に弱いんだよねーあたし…


「ママが宜しくって」


「毎朝言ってるよなそれ?明のかぁちゃんって昔から面白いってぇか…天然?だよな」


「よくご存知で!」


「勿論!明の事なら何でも知ってるぜ俺足のサイズは23センチで嫌いな物は"にんじん"…」


「もうっわかったよ」


「好きなものは俺…」


何言っちゃってんのよ
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